就職・転職後間もなくは目の前の仕事を覚えることに誰もが精一杯です。
しかし、業務にも少しずつ慣れてきて、もう1ステップ成長を考え始めた際に、ふと「自分は上司から何を求められているんだろう?」と疑問に感じてしまうことも。
本記事では、そんなときに参考にしてほしい「上司が求めていること」を7つピックアップしました。
一口に「上司が求めていること」といっても、それはビジネスマナーなど広く一般的なものから、担当業務の専門的なことまでと様々です。
ここでは、“日常的な言動“に絞って、特にノースジニアス・アールで求められる行動ともマッチするものを取り上げています。
1.先んじた報連相
上司から、「あれはどうなった?」と聞かれる前に報連相しましょう。
上司は多くのタスクを抱えているため、先んじた報連相は単純に「ありがたい」と思われますし、自分自身にとってもアピールのチャンスとなります。
2.報告は事実情報とそれに対するアクションのみ
よくやってしまいがちなのが、主観的な意見や解釈を交えて報告をしてしまうこと。
上司の役割は部下の報告を判断し、修正や承認を行うことです。
対応方法を考えたり感情的な側面に対処する時間はなるべく削減することで、業務報告を効率化する必要があります。
意見が必要なときは、事実との境界線がわかるように表現し、事実報告の後に伝えましょう。
3.悪い報告でも正直に話す
特にクレームなどのトラブル関係は、予防線を張ってしまいがち。
なかには「仕方のない状況」という事実もあるかもしれません。
しかし、トラブルへの対応が迫る状況では、事実の歪曲は自分自身の評価ダウンにもつながってしまいます。
もし言いにくい事実を報告しなければならないときは、
謝罪→事実(結果)→その結果に至った経緯と申し開き
といった順序で話しましょう。
4.「でも」「だって」で話し始めない
単純に受け入れられるものや受け入れるべきことは、素直に受け取りましょう。
そのまま受け取っては業務に支障が出る場合は、「受けてずらす」ことがポイントです。
NG例
上司「お客さんに、早くデータを送るように言ってくれないか」
部下「でも、つい最近催促したばかりなので…」
OK例
上司「お客さんに、早くデータを送るように言ってくれないか」
部下「では、来週早々に依頼してみます。昨日催促したばかりなので、少し時間を置かせてください」
5.できない理由よりできる方法を考えてほしい
イエスマンになってしまうと、ストレス過多やトラブルにつながってしまうリスクがあります。
実際に「自分では力不足「キャパオーバー」「納得できない」などの理由で断ってしまう場面もあると思いますが、重要なのは即座に否定しないことです。
このような場合は「少し考えさせてください」「こういうことでよければできます」「わかりました。ただし、ここだけは…」といった形で自身の意向を示すことやリスク対策を行うことです。
6.知識やスキルを自発的に高めてほしい
職場外で勉強し資格取得に励むことはもちろんいいことですが、ここで押さえておきたいポイントは、「会社の先輩たちが持っている知識やノウハウを自発的に吸収していくこと」を求められている可能性があることです。
少し古い言葉ですが、ときには「仕事を盗む」ことや、ノウハウを持つ先輩へスキルを高めたい意志を示し、相談するというアクションが必要です。
7.自らモチベーションを上げてほしい
部下のモチベーションを上げることは上司の仕事なので、一見無責任に感じてしまうかもしれません。
ただ、長く働いていくなかでは、職場環境や上司など外的要因に振り回されるばかりではなく、ある程度自分で自分のモチベーションをコントロールすることも必要です。
「上司に何を求められているか」を正確に把握している人は実は多くありません。
もっとも、それを伝えていない上司にも問題があるといえますが、世代間ギャップはもちろん、リモートワークなどの働き方や飲みニケーションの減少など、時代の変化も踏まえると双方が歩み寄ることも重要です。