会社に入ると個人の目標やチームの目標、会社の目標があり、その達成に向けて行動していく必要があります。
しかし、変わらない日々を繰り返していると「なんのために頑張っているのか」「何を求められているのか」がわからなくなり、モチベーションの低下を招いてしまうことも。
本記事では、成功するため(目標を達成するため)の手助けとなる心の持ち方を7つ紹介します。
1.成功とは何かを問い直す
成功には、地位・名誉・財産・権力などの外的なものと、精神的な満足・幸せ・楽しさなどの内的なものがあります。
どの成功が最適なのかは人それぞれです。
まずは、どのような目標でも、自らの意志による目標なのか?社会的プレッシャーによるものなのか?といったことを自問し、自分にとって成功とは何かを明確にしましょう。
2.成功のリハーサルをする
肝心な場面で相応しい対応がうまくできずチャンスを逃してしまった、といった経験はありませんか?
このような事態を防ぎ成功するためには、自分が望む言葉やしぐさなどの行動をできるだけリアルにイメージし、いざというときに備えてリハーサルしておきましょう。
3.計画を立てて実行する
思い通りにいかず不満を感じたり、目標がなかなか実現せずに落胆してしまう経験が多い人は、もしかすると目標の具体性が足りなかったのかもしれません。
たとえば、「幸せになりたい」「いい仕事に就きたい」「いい人間関係を築きたい」など。
これらはいずれも漠然としており、それを達成するための過程まではわかりません。
具体的な目標を考えることが難しい場合は、試しに以下の手順で考えてみてください。
①本当に手に入れたいもの、やりたいことをいくつか考える
②そのなかから確実に達成できる目標を選ぶ
③選んだ目標を小さい目標に細分化する
④細分化したものを段階ごとに書き表す
このように段階を踏めば、現状の進捗度合いも確認することができ、着実に達成に向かうことができます。
4.不必要なことに時間を浪費しない
社会人であれば、ToDoリストを作成し、やり終えたらチェックしていく、という作業を行ったことのある人は多いと思います。
日々の無駄を省くためには、To Do リストとは逆のNot To Do(不用件)リストを作成し、その項目を実行しなかったらチェックしてみましょう。
そうすることで、
・自分の日頃の活動を客観的に見る
・自分を不幸な気分にする活動を排除する
といったことが可能になります。
5.完璧を目指さない
何か課題に取り組むとき、以下のように考えてしまうことはありませんか?
・どうでもいいような細かい部分にまでこだわる
・どれだけ頑張っても「まだ不十分だ」と感じる
・「完璧な答えがある」と信じている
・「自分は絶対に正しくなければならない」と感じることがある
このように、常に完璧にこだわってしまうと、不十分な自分を責めてしまい。結果的に辛い思いをしてしまうこともあります。
そのような場合は、「”十分”と思えるのはどの程度なのか?」を明確にし、完璧ではなく「これで十分」という程度を目指してみましょう。
6.意外な出来事を楽しむ
人生には不安定さがつきものであり、絶対の安定というものはありません。
大切なのは、物事を限定的な想像の枠に押し込めないことです。
「思った通りにいかない」ではなく、「意外なことが起こった」と捉えることで、少し気分が楽になるかもしれません。
7.たくさん失敗する
失敗が怖いという思いは多くの人が抱えているものです。
しかし、「失敗は成功のもと」というのは誰もが耳にしたことのある言葉だと思います。
成功するためには、うまくいく方法を見つけるまで試行錯誤を繰り返すことは必須といえます。
いかがでしたか?
目標を追うことに疲れてしまったときやわからなくなってしまったときは、ぜひ参考にしてみてください。
出典:ジェリー・ミンチントン(著),弓場隆(訳),心の持ち方 完全版,ディスカヴァー携書,2019